ロサンゼルスのリトル東京にある全米日系人博物館に行ってきた。
博物館は有料だ。有料と言っても、博物館への寄付と思えば苦じゃない。
大人:$9
シニア:$5
学生:$5
子供:$5
博物館内は写真撮影が禁止だったので写真は一枚もない。
博物館には沢山の歴史的資料が保存されている。その資料ひとつひとつに説明が書き添えてあった。
大きな日本人の米国移民は日本の開国から江戸時代が終わって明治に入る頃に行われた。当時の移民は、現代のビジネスのために渡米する多くの人とは違い、当時の日本の経済の弱さが故に生きる場所を探しての移民だと言う印象を受けた。日本でも生きていける人がアメリカで挑戦する移民ではなく、日本で生きていくのが大変だからアメリカに渡る。それを前提に考えなければならない。
日本からアメリカへ移民した一世達はアメリカ西海岸を中心に様々な仕事に就いた。日系人コミュニティーも形成されていった。やがて一世達の子である二世もどんどん生まれていった。
アメリカは自由の国。自由でどんな人も受け入れてくれる国。そんな風に言われていたアメリカでは、そんな思想と実在する人種差別との矛盾が渦を巻いていた。
日本の真珠湾攻撃によりアメリカが世界二次大戦に参戦し、特に日系人差別は激化した。何万人もの日系人が拘束され逮捕された。例え彼らが彼ら自身をアメリカ人だと思っていても。アイデンティティーとは難しいものだ。アメリカで生まれアメリカで育ち、アメリカに対してのみ忠誠心を持つアメリカ人でも、日本の血が通うだけで徹底的に弾圧された。日系人コミュニティーも崩壊した。
そんな中で二世達は、自分たちのアメリカへの忠誠心を示すべく、政府に訴え、積極的に第二次世界大戦にアメリカ兵として参加した。有名なのが442大隊だ。
*日系人の歴史をほとんど知らず、今回の記事はその博物館で知った事を覚えている限り書き出したものであるので、事実と違う事を書いている可能性があります。
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