去年の冬に日本に帰ったら価格破壊という言葉が使われていた。
とても安いと言う事だろう。
消費者にとっては良い響きなのかもしれない。
しかし、経済を勉強して思う事は、
そんな広告の裏でひしひし泣いている業界の人達がいると言う事。
どの企業も性能の高い商品を出し、差が見出しにくくなっていく一方で競えるのは価格とアイデア力。新しいアイデアによる新しい機能も、最低限の機能で良いと言う消費者には買ってもらえない。そうするとやはり価格競争なのだろうか。
デフレーションはまだ続くのだろうか。安部次期総理に期待する。
アメリカにいて、日本人とアメリカ人が経済の話をしているのを聞くと、良く「日本の物価は高い」と言う言葉を聞く。確かに高いとは思う。もし、アメリカと比べたならば。
しかし、生活水準と価格設定を考えればかなり安いのではないだろうか。
牛丼1杯300円(今はいくらか知らないが)。こんな価格で飯の食える場所なんてアメリカで見た事がない。あっても薄汚いお店の、安全かどうか不安になるようなメニューばっかだ。
物価で比べれば日本は高いかも知れない。しかし、「安くて良い物が手に入る」のも日本だ。アメリカの$1ショップには驚いた。日本の100円ショップを見せてやりたい。厳密に言えば$1ショップは80円ショップなのかも知れないが、それにしても差が歴然とし過ぎている。外国人観光客が日本の100円ショップで買い物をして帰る心理が理解できる。
日本の100円ショップがアメリカ市場にもっと参入すれば絶対に儲かるのに、と素人ながらいつも想像する。現実性の追求はプロに任せる。
総選挙が始まり、総理大臣も変わる。与党も入れ替わるだろう。
今まで民主党に為し得なかった事を自民党に代わってやってもらいたい。
民主党には国を動かす力がなかったのは目に見えた。
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