ワシントンDCでのインターンシップ‐1日目：諦めと決意と成長

ワシントンDCでのインターンシップ-1(マイナス1)日目の日記。
働くためにワシントンにきたのにスーツを忘れた。
前日の引越し途中に気付いた(-2日目参照)
写真はワシントンDCのGeorgetownの写真。

前日の日記でも書いたのだが、なんと、働くのにスーツを持ってくるのを忘れた。Macy'sでスーツは格安で手に入れるもすそ上げが必要だ。ワシントンDCでは日曜日にやっているお店は少ない。クリーニング屋さんですそ上げはできるのだが、どこも日曜日は閉店。

観光地ならばきっとやっているはずという淡い期待を胸にGeorgetownに行ってみる。Banana Republicと言うお店に、買いもしないのに、すそ上げやってくれる店はないかと訊ねた。なんて無神経だ、自分。しかし、急いでいたので仕方がなかったし、ベルトも探していたのでOKだと自分に言い聞かせた。とても親切に対応してくれた。だが、日曜日はどこもやってないと言う。Nowhere opens on Sundaysと言われた。

そして諦めた。そして決意した。自分ですそ上げをすると。新たな挑戦である。新たな挑戦は今年の抱負。前日はメキシカン料理に挑戦した(-2日目参照)。自分でやってしまうと決めたらもう店を探す必要はない。さぁ昼ごはんの時間だ。

今回入ったお店はMr. Smithというお店。

とても良い雰囲気のお店。一歩入るとバーのような店内。奥へ進むと日当たりの良い明るい客席と、Gardenと呼ばれる中庭のような外の席。そこで飲む昼からのビールは格別だった。あいにく写真はないが、このレストランでつくっているビールがある。それがおいしかった。普段はキリっとしたビールが好きだが、このビールはほんのり甘く、それでいて深みがあり、適度に炭酸がきいていた。

Steak Sandwichもすばらしかった。

思わずがっついてしまった。

食後はスターバックスで少し休憩。Wi-Fiで情報収集。その後はベルト探し再開。Banana Republicは少々カジュアル過ぎてBrooks Brothersは少々高価で・・・ってことで一番妥当だった$55のベルトをJ Crewで買おうと歩いていたらH&Mを発見。そしたら$17で超普通の妥当ベルト発見。即購入。すでに持ってるのにわざわざ高価なものを嫌々買う必要もない。

この日は本当に良い天気だった。しかし、暑くもなく、適度に風が吹いていた。

テレビのアナウンサーとかは「今日は良い天気でしたね」とか言ってはいけないらしい。なぜなら”良い”天気って言うのは人によって違うから。雨とか嵐を願っていた人もいるかもしれない。だが、この日は俺に最高の天気だった。

ワシントンDCにはCirculatorと言う名前の$1環状路線バスが走っている。GeorgetownからUnion Stationまで$1で行けてしまう。Georgetownは近くに電車が通っておらず、バスで行くことが望ましい。しかし、時間急ぐからとGeorge Washington University周辺からタクシーに乗ったが$7.5ほどだった。チップを多めに入れても$9なので3人なら1人当たり$3だ。ワシントンDCは意外と大きく、歩くとかなり距離がある事もあるので、時間短縮と思えば安いと思う。

自分の部屋に帰り翌日の準備。初めてのすそ上げだ。

行っていた高校が少々変わっていて、定期的に制服に色々なものを縫い付けなくてはならなかった。そのおかげで裁縫慣れはしていた。といっても3年振りだが。前日に買ってきたアイロンで綺麗に折り目をつけながら長さを調整して、針を入れる。出来るだけ表に紐が見えないように。新しいアイロンを買ったときのウキウキが忘れられない。出来る男への一歩と思えば何事も楽しくなる。

仮のすそ上げなので、片足にそれぞれ4針ずつ入れて終えた。ズボンを履く時に気をつけねばならない。中で足が引っ掛かってしまっては糸が取れてしまう。

気をつける事を忘れ足を勢い良くつっこんだ。左足の方でプチプチと言う音が。あぁやってしまった。糸が2本切れてた。長さは完璧だったのに。やり直した。ただやり直すと悲しいので、より気合を入れてアイロンがけをした。ズボンに入る直線の折り目は、くっきりしていればしているほど見ていて気持ち良い。

そして、すぐに歯磨きをして寝た。昼にビールを飲んだせいか、昼飯からずっと眠かった。眠さを耐えて裁縫した。また少し成長した。