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思った以上に私のブログを見て下さる方が多いようで…一度は廃止と決めたこのブログをもう一度書こうと思います。(きっと)
と言う事でよろしくお願い致します。

11/5/2012 毎回写真をアップするのは大変なのでやめる事にしました。ついでにブログの名前も変えました。写真のアップはコチラのブログでやっていきます。当初決めていたルールも崩壊。

Tuesday, July 3, 2012

ワシントンDCでのインターンシップ20日目:原発問題について真剣に考えた日


ワシントンDCでのインターンシップ20日目の日記。ちなみにこの日は7月2日。
写真は見ての通り原爆ドームの写真。原爆と原発は全然違うが、放射能に対する嫌悪感と言うか暗い過去と言うか、原爆による放射能によって苦しめられたと言う日本人としての過去が、今の原発問題にも関わっていると思う。

この日は朝はマクドナルドで朝ごはんを食べた。その方が安いのと、少し甘すぎるコーヒーが飲みたくなったからだ。その後はすぐにオフィスに向かい、アメリカの対環太平洋安全保障についての講演の報告書をまとめ、前週の授業の課題を終らせた後に、今後、任されるかもしれない日本の原発問題についての報告書に備えて原発問題について真剣に考えて見た。

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まず確実な事は原発を続けようと脱原発しようとメリットもデメリットもあると言うこと。

原発のメリットを考えると、安全に運行すれば自然に優しい発電方法であり、発電量もその他どんな発電方法よりも優れていることに加え、何よりコスト面で安い。脱原発に代わる次に発電効率の良い火力発電に掛かる余分コストは3兆円とされている(産経ニュース)。原油枯渇が問題視されるこのご時世に辿る道なのかという疑問と、それが日本経済にどんな影響を及ぼすかという疑問。日本で石油は取れないので石油は輸入する。そうすると3兆円もの国富が海外へ流出となる。しかし、もちろん原発にも似た問題がある。それはウランの資源枯渇問題。

今、世界で原発依存が進んでいるという意見と原発離れが進んでいるという意見と両方存在している。いずれにせよ、長い目で見た時、脱原発はするべきだと思う。ウランがなくなっては原発は出来ないし、原発の廃棄物は50年100年もの間管理をしなければいけないほど。もちろん理想は再生可能エネルギーの活用である。太陽光、風、水力を利用した電力発電。従って自分は長期的視点では脱原発すべきという意見。不安定な電力供給を懸念し数々の企業が発電参入している(産経ニュース)が、そういう意味では良い動きだと思う。しかし短期的にはどうだろうか。

短期的に考えると、すごくコストが掛かると思。上にも述べたように原発に代わる火力発電へのコストは3兆円にも上るとされている。現に出光興産は火力発電のための重油輸入を倍増すると発表(産経ニュース)。それに、放射能流出で問題となっている福島第一原発だが、地震の揺れの際の安全装置は作動したとされている。ただ予想されていなかった津波によって崩壊した。つまり原発は安全なのではないだろうか。少なくとも、津波が来ないであろう地域の原発は作動しても問題はないはずだ。世界第4位の経済力と狭い国土に1億人以上の国民を抱える日本が必要とする電力は計り知れない。再生可能エネルギーによる発電はもちろん推進されるべきだが、今の日本の経済低迷不況に拍車をかけるような事はすべきではない。ただでさえ足りてないエネルギーを自ら失い企業を弱体化させ、下手をすればその弱体化した企業は海外企業に買収され、気付けば日本企業は減り、国家の稼ぎ手がいなくなる。世界トップレベルの技術を持った日本が安全だと確認にした原発についてはひとまず再稼働させるべきだと思う。


つまり、長期的には脱原発をすべきだが現在の脱原発は長期的に日本経済を弱らせるということ。そして、エネルギー安全保障の面でも、原発に代わる何かが発明される、あるいは整備されるまでは脱原発をするべきではないと思う。

経済や国富だけでなく人体への影響へも調べてみた。政府や報道が伝える資料が見つからなかったので一般サイトの情報で分かったことをここにまとめたい。公式な資料が見つかるまでは信憑性について常に問いたいと思う。

まず、放射能で汚染されているとされる地域の放射能の量は、人間が普段自然界から受ける放射能の量の数倍はある。しかし、汚染地域で十何マイクロシーベルトなのに対し、レントゲンで受けるのは数ミリシーベルトである。マイクロとはミリの1000分の1であるので、単純に計算しても、レントゲンでは100倍。レントゲンの際に妊娠などしていないか問われるのはそのためである。放射能は体内と通じ胎児にも影響がある。

確かに普通よりも多い放射線を浴びれば人体に影響は出る可能性はある。しかしそれはものすごく小さい数値である。月に1回レントゲンを撮る方がよっぽど多い放射能を受けている。つまり人体に影響は出るかも知れないが、出ない可能性の方が大きいのだ。

特に日本人は放射能という言葉に敏感だ。核爆弾が広島に落とされ、放射能による被害がとても大きかった。チェルノブイリ原発事故も世界に衝撃を与え、もちろん日本でも大きく報道され、原発の存在について問われた。もし核爆弾の放射能の経験がなかったら日本はどうしていたんだろうと考えてしまう。歴史に”もし”は禁物だが、歴史が原因で過剰に反応してしまうのは良くない。過剰に反応することは慎重に思考することとは違う。

以上のことを踏まえ、そして実際に福島の放射能汚染は人体に影響がないと宣言している医師も科学者も多数いることから、ひとつ思う事がある。現代の科学と医学をもって事実や状況を追求したうえで、福島から避難している人たちにしっかり説明し、彼らの意思にまかせるくらいのことをしても良いのではないだろうか。多少の放射能を浴びても戻りたい人はいるはずだ。

政治的側面についても考えてみたが、まだ自分の意見がまとまらないので今回はここには書かない。しかし、政府の対応と国民の政府への依存心が大きく関係していると思う。民主党は決断能力に欠けている気がしてならないし、なにより世論に怯えているように見える。民意の100%追求が不可能なことを知らないように見える。国民も国民で「政府、なんとかしろ!」というばかりで、役に立たない政府を無視して差し置いてでも行動しようっていう人が少ないように思う。政府に依存している人が多いように思う。政府は信用されるべきだが頼られるべきではない。

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と言う風に色々と考えてみたが、1つの報告書にまとめるためにはもっと内容を絞って書かないといけない。何について何のために書くかが今後の自分への課題だ。原発を良いものとして書くか悪いものとして書くか。ただただ現在の状況を書くか。

オフィスの後はインターン仲間と夕食を食べながら長い時間雑談をして寮に帰った。寮のエアコンは一応直ったようだが、出てくる風はぬるい。外の気温よりは低いから、部屋は”比較的”涼しいが、まだ暑い、というかぬるい。動かなければやや涼しいのだが、少しでも動くと暑くなる。

具合悪くなったのでシャワーを浴びてすぐに寝た。





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