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思った以上に私のブログを見て下さる方が多いようで…一度は廃止と決めたこのブログをもう一度書こうと思います。(きっと)
と言う事でよろしくお願い致します。

11/5/2012 毎回写真をアップするのは大変なのでやめる事にしました。ついでにブログの名前も変えました。写真のアップはコチラのブログでやっていきます。当初決めていたルールも崩壊。

Monday, July 9, 2012

ワシントンDCでのインターンシップ24日目:拉致強制中絶と言うものを知った日

ネクタイ売り場

ワシントンDCでのインターンシップ24日目の日記。
写真はネクタイ売り場。お気に入りのネクタイはついついつけ惜しみ。
せっかく買ったのに。




ちなみにネクタイはストライプが好き。なるべく明るい色のネクタイを着ける。せめて就職するまでは。ネクタイを一発で結べた朝は気持ちが良い。もちろん、一発で結べるのだが、ネクタイのつくりと長さがものによって違うので長さの調整が難しい。

そんな事を考えてた今日の朝は、実はネクタイ無しで出勤。寝坊したのもあるし、すごくジメジメしていたので単純に着けたくなかった。こんな事が許されるのも今だけ。

オフィスに着いてもあまり集中できず。昼には昼ごはんを食べて午後の講演に向かった。今回の講演は中国の人権侵害を受ける家族の話についてだった。中国の一人っ子政策が始まりおよそ30年経った現在だが、数年前のこの政策に基づく人権侵害問題で、それを訴えるべく活動している人達がいる。中国の一人っ子政策の現状人権侵害問題を踏まえて、それらに対するアメリカの今後の政策はどうするか、と言う内容だった。

人権侵害被害にあったのはとある中国人女性。”とある”と言っても、同じような女性が何千人といる。彼女は10数年妊娠し、町を歩いていたところ政府の人間達に拉致され病院へ送られた。その病院には彼女のような人が大勢いたそうだ。その病院で彼女は強制流産させられたというわけだ。二児を持ったが故に・・・。

個人的には一人っ子政策は画期的で人口を減らすのに有効な政策ではあるがそれ故に起こるであろう問題が多く、その問題のいくつかは想定がすごく難しいと言う点から賛成ではなかった。中国の政策なのでそこまで気にしていないのが本音だが。

中国の一人っ子政策の影響は大きく、簡単に言うと教育や医療などの社会福祉が受けれない戸籍に載っていない子供達、黒孩子(ヘイハイツ)のことや、男女比の崩れ、少子化、そして第一子が女の子だった時に多発する中絶問題。多くの家系は将来の働き手として女児より男児を好み、子供1人しか持てないために、妊娠したら性別判定を行い、女なら中絶するという事が相次いだ。これが男女比の崩れとなったわけだ。


今回の講演に出てきた女性ではないが、似たような事は良く起こっているようだ。ワシントンポストにてひとつ記事を見つけた。それは”Forced Abortion in China Prompts Outrage, Calls for Reform"と言う記事だ。簡単に要約すると政府が強制中絶させた女性に謝罪したと言う内容。


一応は謝罪したものの、いったいこの先どうなることやら。政治と法律が変わらなければ何も変わらない。


一人っ子政策による数々の問題のうちのいくつかは知っていたが、それらの全てが社会的な影響で、政府が起こす問題があるとは考えもしなかった。この日の講演を聴き終わり、冷静に中国の事を考えると、中国ならあり得ると言う結論に至った。日本では政府が(一応は)国民を代表して政治を行うが、中国では政府が国民を支配している。Rule by Law, Rule of Lawと言う言葉がある。まず、後者のRule of Lawとは法律によって規則を作り規律を保つと言う意味で、多くの先進国はこれにあたる。何が犯罪と定義し法律を制定する事により、善悪を判別し被告人を裁いたり、法律としてルールを作り皆でそれを守る事により秩序は保たれる。前者のRule by Lawとはまさに中国のことで、法によってルールを作ろうというもの。公正な法律を作ろうというよりは、こういったルールがほしいから法律にしようということだ。ドラえもんに例えると、誰も逆らえないジャイヤンが皆で人生ゲームをやってるときに自分に都合の良い様にルールをどんどん作ってしまうのが前者で、プレイヤーみんなで人生ゲームの取説やルールブックに則るのが後者である。


中国、GDPはいくら伸びようとも、やってることを見るとまだまだ先進国とは言えないなと思う。経済が急上昇し、金に物を言わせて世界各国に侵食し、軍事に関しては周りを無視してどんどん拡大していき、発展に目が眩み北京は公害都市へと成長。確かにどの国も産業革命・経済発展の過程で公害などの問題はあったが、今現在をベースに考えれば中国はやはり放っておけない。繰り返される人権侵害も含めてだ。


そんな事を考えながら寮に帰って来た。部屋を開けるともあっと。しかし前ほど暑くない。エアコンに近づいてみると、ほんの少し冷たい風が吹いていた。直ったのだろうか。先週末に一日だけエアコンが動いたらしいが、翌日にはまた効かなかったそうだ。今日はまだエアコンが効いているが、これも明日になればまた壊れるのだろうか・・・。ひとまず、違う部屋に移動したいと伝えておいた。

明日はもっと生産的な日にしたい。


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